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戎漢方薬局

大阪府堺市堺区中安井町1丁3-18

Phone (072)238-1193


薬局開設許可証・薬局製剤製造業許可証・薬局製剤製造販 売業許可証

許可番号 第 A11305号



漢方の基礎

漢方の歴史

漢方は中国において西暦紀元前後(約3000年前)に医学として確立しました。日本には6世紀頃に伝わったといわれています。

漢方医学は「黄帝内経」、「傷寒雑病論」、「神農本草経」からはじまったといわれ、黄帝内経は「素問」と「霊枢」、傷寒雑 病論は「傷寒論」と「金匱要略」 に分けられます。そして、その後これをもとにいろいろな漢方医学書が書かれました。

中国では宋時代に寒涼剤を多く使う寒涼派や張従正らの発汗、嘔吐、瀉下の三法を好んで行い、下剤を多く用いた攻下派、また1200年頃は脾胃を補う ことに専念する温補派が生まれました。

一方、日本では徳川時代末期、オランダからの医方を蘭方と言ったのに対し、従来のものを漢方と言ったのである。

我が国の外来の医学はまず朝鮮から入ってきた。その後、中国より直接学ぶようになり、日本に合うように非常に発達して日本 独自の漢方に発展して いった。そして、日本の漢方は皇漢医学と名づけられるようになった。この日本独自の発展は、田代三喜が李朱医学をもたらし、それを曲直瀬道三が 継ぎ、江戸中期からの「古方派」に対し「後世方」と言われるようになった。

その後、吉益東洞は陰陽・五行・五運六気説が憶測に基づくとして、脈をみず腹診を重視しました。そして、明治に入り西洋医学こそ医学であるという 漢方の暗黒時代に突入します。まさに日本で1300年以上続いた漢方も、公では幕を閉じたことになりました。しかし、漢方の正統な先生方により少しづ つではあるが、受け継がれてきました。今、昭和から平成にかけてこの漢方が再び見直され、西洋医学とのコラボによって新しい方向に向いてきてい ます。

西洋医学、東洋医学それぞれ長所もあれば短所もあります。お互い弱点を補いながら少しでも病気で苦しむ人がなくなるように願われます。


五行

「五行。一に曰く水、二に曰く火、三に曰く木、四に曰く金、五に曰く土。水はここに潤下(流れ)し、火はここに炎上し、木はここに曲直し、金はここ に従革(加工して形が変わる)し、土はここに稼穡(穀物を収穫する)する。潤下は鹹をなし、炎上は苦をなし、曲直は酸をなし、従革は辛をなし、稼穡は 甘をなす」 (「尚書」洪範篇)

Five elements

ここで、五行を組み合わせて考えてみると、木に対応すのは春、肝、胆等である。肝は目や筋肉を管理する。よって、春は肝臓が悪くなりやすく、酸を 摂って肝に力を与えるとよいということです。火は夏、心、小腸等で、夏には心臓に負担がかかり、苦味により心に力を与える。 土は土用、脾、胃等で脾 胃は肌や唇を管理しているので、土用(長夏)は唇が荒れやすく、甘いものを食べるといいでしょう。金は秋、肺、大腸等で肺は皮と鼻を管理していて、 皮膚病は皮にあたるので肺、大腸を治せば良くなることになります。肺は辛いもので補います。水は冬、腎、膀胱等で腎は耳・骨を管理するので、難聴 や骨が弱くなるのは腎が弱っているということで腎は鹹により補われる。

Five elements

これらの考えで非常に重要なものが相生、相剋である。木は火を生み、火は土になり、土から金を得、金は水になり、水は木を育てるという母子の関 係を相生、また、木は金で切られ、土は木に栄養を取られ、水は土により埋められ、火は水によって消され、金は火によって溶かされるという相剋が成り 立つ。この関係を治療する際にも用い、例えば、肝を強めるなら母である腎を強めるか、相剋である肺の力を弱めるというように利用するのである。しか し、病院でも血液検査だけで病気を診断しないのと同様、漢方的判断を行うとき五行論だけで体質は判断できません。五行論はあくまで体質判断の四 診(見る・聞く・嗅ぐ・触る)の補助として、一つの情報として扱うものであるが、なかなか、これが漢方の妙技になることもあるのです。


漢方治療

東洋医学と西洋医学の一番の違いは、西洋医学の場合さまざまな検査をしてその結果、病名を引き出しそれに対する薬を出すという方法であり、それから 後、例えば不眠や胃痛を訴えると今までの薬に不眠・胃痛の薬をプラスアルファする。そして、だんだん薬が増えてきて老人などは十数種類もの藥を飲まな ければならないようなことになってしまいます。それにどんな体質の方であれ同じ病名が付けられるとみんなに同じ薬が処方されるのです。

一方、漢方薬の場合は、第一に病名は関係なく、今その時の体の症状、体が訴えているシグナルをどうつかむかという治療であり、体全身をとらえる治療 なのです。そこで、漢方の治療とは症状や見た目、話し方、性格などをデータの一つとし、六経、八綱、気血水、五臓、八法、配剤、病因、五行、 三焦病証などを診断基準として診断します。これらを分析するとおのずと今後の治療方針も決まり、気をつけなければならない食事や養生法もわかってく るのです。

よく病名だけで処方を決める漢方薬局や病院が多いのですが、当たればラッキーなくじ引きのようなものなのです。今まで漢方を飲んだけれど、全く 効かなかったというのはこういうところに一番の問題があったからなのです。それは漢方が効かなかったのではなく、その処方が効かなかっただけで、 必ずその時の状態に効く処方はあるはずなのです。

漢方治療とは本来、身体のバランスの崩れを整えることによって健康になろうとする自然治癒力を引き出し、後押しすることが一番の目的なのです。自 然治癒力は貴方が気になる症状だけでなく全身に隠された症状を整えていくのです。よって、同じような病気であっても一人一人隠された部分は違うため、 それぞれが違う治療をしなくてはならないことが理解できると思います。


副作用と瞑眩

よく患者様から「漢方薬は副作用がないので安心です」という声を聞きますが、そんなことはありません。薬である以上、また、何らかの効果がある以 上、必ず誤診をすると副作用は出てきます。それが西洋薬のように死をまねくような大きな副作用はごくまれですが、漢方でも副作用が出ることも事実で す。しかし、ここで漢方治療において必ず知っておいていただきたいのが瞑眩(めんげん)であります。漢方薬を飲むと一過性の鼻血や下痢、発疹な どが起こることがあります。これが瞑眩であり、要するに体の毒素が出てきている、と考えてもらえばいいと思います。漢方には「体にある毒素を汗や排泄などを敢えてさせるこ とにより外に出す」という治療方法があります。そして、毒素を外に出すためにさまざまな不快な症状が起こってしまいます(例えば皮膚病で一時的に症状 がひどくなるなど)。しかし、瞑眩が起こるということは、治療できるというシグナルでもあるのです。つまり、それによって病気が 改善しているということですから。ただし、副作用と瞑眩の見極めがかなり難しいため必ず相談するようにしてください。


漢方薬

漢方薬は方剤と呼ばれる何種類かの生薬で構成されています。基本的に四つの種類で構成され、主薬となるものを君薬、この効能を補佐するものを 臣薬といいます。君薬の作用の強さを調節するものを佐薬といいます。それらすべてを調節するのが使薬です。漢方薬とはその構成の妙技によって効 果が出てくるのです。よく、どくだみやげんのしょうこなどを漢方薬と思っている人がいますが、これらは民間薬であって漢方薬ではありません。


生薬

生薬とは、前述の漢方薬の処方を構成している単体のお薬のことです。ということは、この生薬の品質というのが大変重要になることはおわかりいた だけると思います。同じ処方でもこの生薬の品質によって効果が全く違うのです。例えば、生薬の一つである桂皮などもベトナムや中国などの産地によって値段も倍以上変わる し、効果もかなり変わってきます。有名な朝鮮人参にしても日本の長野県などでもたくさん採れますが、緯度や気候、土質などで品質が全く異なるた め、私個人としては韓国本土で採れた上質の人参を選ぶようにしています。確かに上質のもは少し値段も高くなりますが、や はり効果があってこそのものなので、特に品質にはこだわりたいのです。

Herbs

煎薬

古来、漢方薬は全て煎じ薬です。「チャングムの誓い」や「許浚・ホジュン」など韓流ドラマの一シーンで薬を煎じているシーンをご覧になられたことが あると思います。現在、煎薬、エキス剤、散剤、丸剤、錠剤といろいろありますが、やはり煎薬の効果は他のどれよりも素晴らしいと思います。確かに、面 倒だ..とか臭いが..とか、味が苦いとかいろいろと問題はありますが、味に関しては処方が体に合っていればそれほど飲みにくいものではありません。

戎漢方では基本、煎薬で服用していただきたいと思いますが、どうしても飲めない方にはエキス剤をお渡ししています。し かし、ガン患者やひどいアトピーなど煎じ薬でないと勝負できない場合も多くあります。やはり、漢方の基本は煎じ薬であります。まして、数千の処方から選んで調合できるのも 煎じ 薬だけなのです。「良薬は口に苦し」です。古来の煎薬をできるだけ服用することをお勧めします。なお、戎漢方では、煎薬は全てティーバッグの中に入れてお渡ししますので、 煎じるのにはそれほど手間はかかりません。

Decoction

エキス剤

前述したように、本当は煎薬を服用していただきたいのですが、漢方薬はまず飲んでくれなければ症状の改善はみれないため、たまに煎薬を飲むならエキ ス剤を毎日飲んでもらうように・・・ということで、エキス剤も豊富です。実際、エキス剤でも十分治療できる病気もたくさんあるので、戎漢方ではで きる だけエキス剤での処方数を増やし、患者様個々に対してのサジ加減ができるように、単品のエキスも日本で右に出る薬局がないくらい多数そろえており ます。できるだけ煎薬で作る処方をエキス剤で、というこだわりを貫いております。ですから、他の薬局では絶対にお渡しできないような特別な処方も可 能にしております。

「煎じ薬でしか服用できない処方を、煎じ薬が飲めない人にエキス剤でお渡しする」

これが戎漢方薬局が最もこだわっていることの一つです。

Extract

漢方薬の価格

・ 煎薬 1日分 基本 ¥600

・ エキス剤 1日分 基本 ¥400

ただし、ガンや特別な疾患等、処方によっては若干変わる場合があります

戎漢方では、基本20日単位(慢性病の場合)でお渡しして、その都度、症状をお聞きして処方を変えていきます。

・ 塗り薬 10g:¥1,800~¥2,000  20g:¥3,000~¥3,500